掲載日 : [2007-07-25] 照会数 : 4156
猪飼野の魅力再発見 「探訪会」共生の街づくりめざす
[ 「猪飼野探訪会」を支える地元の郷土史家と旗を持つ探訪会の代表、姜信英さん(左) ]
【大阪】百済からの渡来人が移り住んだ旧猪飼野は歴史の宝庫だ。73年に住居表示変更に伴う町名変更によって大阪市の町名から消えてしまったが、いまでも随所にその名残をとどめる。
生野区を拠点に「韓日国際観光交流」をライフワークに研究している姜信英さん(ソウル市出身)は地元の郷土史家とともに「猪飼野探訪会」を組織し、フィールドワークを通じてその知られざる魅力を掘り起こしている。
探訪会の目的の一つは地域住民に地名に対するいわれなき偏見を払拭してもらい、「我が町 猪飼野」としてのプライドを高めてもらうこと。さらに韓国から観光客を誘致し、在日韓国人の生活と歴史を知ってもらおうというのも大きな目的の一つだ。
姜さんは「日本人にはもっと韓国そのものを知ってもらいたいし、韓国人には日本と、そこで暮らす在日の歴史や立ち場をもっと知ってもらいたい。韓国人と日本人双方の誤解を解き、共生社会を考えていくうえで猪飼野は格好の学習の場なのです」と話す。
ゆくゆくは猪飼野探訪会のコースに在日韓国人の歴史や生活、文化などを取り入れ、在日韓国人の歴史や生活を伝えていきたいという。
(2007.7.25 民団新聞)