掲載日 : [2007-07-25] 照会数 : 4349
日本科学未来館で「アジアの科学展」 29日まで韓国ウィーク
[ 携帯電話のカードに血液を一滴たらすだけで検査終了 ]
携帯ドクターに注目 病院との通信で血液検査
「アジアの科学」を企画展示中の日本科学未来館(毛利衛館長、東京・台場)は21日から29日まで、「韓国ウィーク」を開催中だ。携帯電話で血液検査が可能な「携帯ドクター」をはじめ、韓国文化や韓流を紹介するコーナーが設けられている。子どもにとっても夏休みの自由研究にうってつけの題材がそろっている。
アジアは地球上でもっとも広大で多様な文化をもつ。近年の産業発展にはめざましいものがあるが、一方で、深刻な環境問題などをもたらしている。アジアの資源やエネルギーは大きな可能性を秘めており、それを持続可能にするためには共通課題として科学技術による解決を目指さなければならないとの趣旨から、「アジアの科学展」が初めて企画された。
1階の企画展会場は、▽アジアの広場▽アジアの今、科学の今▽今を知る、未来を知る−−の3つのゾーンからなる。
ブロードバンドの普及率がトップクラスの韓国からは、携帯電話を利用して血液検査が可能な「携帯ドクター」が出展され、来場者の注目を集めている。
肝臓の病気診断にはGOTやGPTと呼ばれる血液中の物質濃度を測るが、この測定には大きな光学的装置が使われている。
ところが、携帯ドクターの場合、携帯電話に取り付けられたカードに一滴、血液をたらすだけで検査は完了。いつでもどこでも、自分で濃度を測ることができるシステムだ。病院へ送信すれば、診療結果が送られてくる。
近い将来、これが病院などで実用化されれば、患者は来院しなくても、定期的に健康状態をチェックすることができるようになり、病院事情そのものを変える可能性もある。
韓国コーナーでは、韓国の文化や歴史を紹介する資料やビデオ、仮面やノリゲといった民芸品などを展示している。
科学未来館では「アジア全体の科学を紹介する企画は初めてで、見どころは多い。さまざまな体験コーナーもあり、子どもから大人まで楽しめるので、夏休み期間中に家族そろって来館を」と呼びかけている。
未来館には、6階まで吹き抜け空間に設置された地球をはじめ、環境や生命科学、ロボットなど諸分野にわたり最先端の科学技術を紹介している。
「アジアの科学展」は9月2日まで。入場料は大人900円、18歳以下350円。新橋からのゆりかもめ「船の科学館」駅下車。
(2007.7.25 民団新聞)