掲載日 : [2007-09-05] 照会数 : 3493
「竹島固有領土論」 日本政府見解の矛盾と誤り指摘
土曜セミナーで内藤正中さん
島根大学名誉教授の内藤正中さんは1日、在日韓人歴史資料館「土曜セミナー」で講演し、日本外務省がホームページで主張している日本政府の公式見解「竹島固有領土論」にあらためて反論した。
内藤さんは「歴史は事実の積み重ね。ちょっと見ただけでもいろんな矛盾が出てくるのはいかがなものか。いかにもおそまつ。資料に基づいて正当なものと言えるのかどうか」と首をかしげた。具体的に「日本の記録を見ても第2次世界大戦前のものには韓国の土地であることを裏付ける資料が多く、江戸時代の漁民も渡航禁止令が出されてからは朝鮮の土地だと認識していた」と述べた。
国際司法裁判所への提訴を主張する日本側の提案に韓国側が応じないのはなぜかとの参加者からの質問には、「韓国政府は領土問題にはしたくない。日本政府は欠点だらけの主張で、恥ずかしくて国際司法裁判所には出せません。冷静になっていったん固有領土論から離れ、もう一度、韓国政府と向き合うのが先」と一蹴した.
内藤さんは1929年生まれ。京大大学院卒業後、島根大学で法文学部長を長く務めた。「竹島が朝鮮半島と日本列島を自由に繋ぐ平和の島であってほしい」というのが持論。
(2007.9.5 民団新聞)