掲載日 : [2007-09-05] 照会数 : 4256
同胞認知症高齢者に拠り所 生野にグループホーム
[ 生野区に竣工した「ぱだ」 ]
NPO法人が建設 小規模多機能型居宅介護も
「全国的な広がりに期待」
【大阪】ハンディキャップを抱える在日高齢者のための施設「ぱだ(海)」が生野区に竣工し、8月27日、披露された。「ぱだ」は認知症を抱えた高齢者が少人数で専門的な介護支援を受けながら暮らすグループホーム「ぷも(父母)」と、要介護者の住み慣れた地域での生活を様々な形で支援していく小規模多機能型居宅介護施設「よろがぢ(いろいろ)」を併設している。
鉄骨つくり4階建て。敷地面積約332平方㍍、延べ床面積は781平方㍍。入所者のために10平方㍍未満27の個室を用意し、韓国語のできるスタッフ20数人が入所者の専門的な支援にあたる。各階に台所と食堂を備え、リビングと浴室はゆったり広々とした設計だ。「ぷも」の定員は18人。
建設したのはNPO法人「在日コリアン高齢者福祉をすすめる会大阪」(宋貞智理事長)。敷地はNPO法人近江渡来人倶楽部の河炳俊代表による支援を受けて確保、総工費1億7000万円は地元信用組合からの借り入れに頼った。同信用組合関係者は「組合としてはNPO法人への融資は異例のこと。在日高齢者に対する宋理事長の熱意とこれまでの実績から成功を信じた」と語った。
宋理事長は「独り暮らしのハルモニたちの声を聞くたび、在日高齢者の福祉メニューに特化した入所施設の必要性を痛感していた。今回の私どもの取り組みが全国に広がっていくことを期待している」と話している。
グループホームの基本的な利用料金は住居費・食費などで月9万1000円。このほかに介護保険自己負担分が加算される。問い合わせは℡06・6715・0133、FAX06・67150153
(2007.9.5 民団新聞)