掲載日 : [2007-11-08] 照会数 : 4180
韓国歌謡愛唱して25年「友の会」
[ 月例会では有志が歌唱指導も行っている ]
持ち歌最高600曲 文化共有が喜び
「韓・日音楽同好会」とも交流
韓国の大衆歌謡をこよなく愛するファンの集い「韓国音楽友の会」(小平武司会長)が今年で創立満25周年を迎えた。会員は韓国歌謡に一家言を持つ人たちばかり。韓国歌謡の普及に努めながらコツコツとネットワークを広げている。これまで会にかかわった会員は累計2000人を超えるという。一昨年からは韓国で日本音楽を愛好する団体「韓・日音楽同好会」(李点善会長)とも交流を続けている。
会員は「韓国の歌が好きで好きでたまらない連中ばかり」(小平会長の話)だという。月例会を締めくくる恒例のカラオケタイムには、多いときで150曲もの愛唱歌が出る。予定の閉会時間をオーバーすることもしばしば。韓国歌謡の勉強と普及に努める一方で、お互いの文化を理解し合うことにも熱心だ。
副会長を務める小嶋敬子さん(埼玉県川口市)は韓国で料理修行した。きっかけは幼いときに口にしたキムチだった。すっかりとりことなり、そのときから「1度はこの国に行ってみたい」と思っていたという。
外岡吉治さん(54)は深夜ラジオで偶然、李仙姫の歌を耳にし、それから韓国語の勉強に取り組んでいる。韓国語学習はすでに15年を数えるという。このほか、韓国文化院の行事によく参加しているという会員もいた。
会員は現在80人。関東近県を中心に全国に散らばっている。同好の士を結びつけたのはKBSラジオ韓国(日本語放送)だった。リスナーが中心となって82年4月、会を結成した。当時、初代会長の都築要八さんは「いちばん近い韓国を理解し、音楽を通じた国際親善を……」と設立趣旨を述べている。
会員は毎月第4日曜日の夜に放映される「KBS歌謡トップ10」に耳を傾け、「いい音楽に巡り会えたらその喜びを共有したい」と、例会で歌謡レッスンを重ねてきた。それぞれが競ってレパートリーを増やすなか、早くも同年秋には「韓国歌謡コンクール」を開催するまでになった。いまではカラオケで歌える曲が100曲以上はあたりまえ。多い人は5〜600曲を超すともいわれている。
9月にソウル市で開かれた第5回韓日KARAOKE大会(SEOUL・JAPAN CLUB主催)では東京地区予選を勝ち抜いて出場した会員2人に「韓・日音楽同好会」が横断幕を持って大きな声援を送ってくれた。小平会長は「日韓両国が強い絆で結ばれ、各々の文化を共有できる喜びを実感した」といまだに感激さめやらない様子。
来年には東京の足立区と豊島区の同胞デイサービスの現場を訪ね、韓国歌謡で交流する計画だ。
(2007.11.7 民団新聞)