掲載日 : [2008-02-06] 照会数 : 3757
同胞の霊安らかに 37年かけ慶州に楽天院建立
[ 大仏座像のパネルを前にした李康九さん ]
李康九さん
【岡山】強制徴用などで日本にやってきた末、帰国の念願をかなえられず短い一生を終えた同胞の無念を思い「霊魂だけでも祖国で供養してあげたい」と、李康九さん(91)=民団岡山県本部倍達老人会会長=が慶州市内に2500坪の敷地を手に入れ、安らぎの家「楽天院」(慶州市塔洞11‐3、℡054・742・1849)を建設した。
71年、強制連行された韓国人青年の遺骨420体が引き取り手もなく北九州の筑豊炭鉱一帯にある53余りの寺院に放置されていることを知ったのがきっかけだった。それ以来、「炭鉱の坑道の壁に遺したオモニ、会いたいよ、という声なき声が、耳から離れない」という。
無窮花の苗木を寄贈することでつながりのあった慶州市内の土地を少しずつ購入、37年間かけて楽天院建立の夢をかなえた。本殿前には霊魂が安らかに眠れるようにと高さ11㍍、幅6㍍の木像金箔の大仏座像を置いた。
李さんは「日本、韓国だけでなく、どこの国からでも受け入れ、ひとりでも多く供養したい」と呼びかけている。
申し込みは故人名、本籍、生年月日、死亡年月日、死亡場所などを明記し、郵送で楽天院まで。祭事は5月12日(旧歴4月8日釈迦誕生日)を予定している。
問い合わせは李康九氏宅(岡山市学南町2‐7‐7 ℡086・252・4655)。
(2008.2.6 民団新聞)