掲載日 : [2008-03-12] 照会数 : 5053
通信使 豪華な饗応料理
[ 伊勢エビの膳 ]
[ 菓子の膳(部分) ]
朝鮮通信使を歓待するための豪華な料理の数々を絵巻物で紹介する「朝鮮通信使饗応七五三図」展が23日まで、広島・福山市の鞆の浦民俗資料館で開かれている。
初公開となる「七五三図」は、小倉藩小笠原家が朝鮮通信使が来日する半年前に、饗応料理の準備のために制作されたもの。豪華な料理を極彩色で精密に描き、料理の説明も記されている史料価値の高い絵巻物になっている。
本作のように彩色された絵図で、料理の説明書があり、奥書のあるものは現存唯一とされる。「七五三図」とは、本膳に7菜、二の膳に5菜、三の膳に3菜を盛りつけた豪華な膳立てのこと。
箱館戦争が縁で、江差でこの作品を現所蔵者の先祖が譲り受け、以来、家宝として大切に秘蔵されていた絵巻物の逸品。奥書には制作の経緯や年号も記されている。
朝鮮通信使に「日東第一形勝」と称えられた鞆の浦は、当時の港や街並みが風情豊かに残っており、通信使ゆかりの貴重な史料が紹介される意義は大きい。
開館9〜17時。月曜日休館。入場料一般150円(高校生まで無料)。問い合わせは同館(℡084・982・1121)。
(2008.3.12 民団新聞)