掲載日 : [2008-03-26] 照会数 : 3706
演劇制作で実技博士号 大阪芸大初 留学生の全リンダさん
【大阪】大阪芸術大学大学院制作研究部で学んだ韓国人留学生、全リンダさん(34)=枚方市在住=が論文と舞台作品を認められ、このほど、同大学院から新設の実技博士号第1号者として認定された。
論文のテーマは韓日現代演劇の比較で、女性、特に母親像について研究した。「表面的な内容が多い中、全さんの作品は(日韓の)女性像について深く考えさせられるものがあった」と舞台ともども高い評価を受けた。
全さんは韓国の大学で演劇を専攻し、「もう一度初めから勉強しよう」と10年前に来日した。近畿大学で5年間学び、大阪芸大大学院修士課程に進んだ。卒業後は関西を中心に舞台経験を積んでいたが、3年前、大阪芸大大学院に実技博士課程が新しく設けられたのを知り、大学院に再入学した。
実技博士号の認定を受けた同作品は、同大学と大阪市内の劇場で2回上演された。観劇した李さんの友人や役者仲間たちからは「共感した」「それぞれの立場の思いに考えさせられた」といった声が聞かれた。
4月末には、韓国でも上演する。
(2008.3.26 民団新聞)