掲載日 : [2008-04-02] 照会数 : 4570
焼肉のタレも自販機で買える 神戸市長田区の同胞店
【兵庫】変わり種の自販機が増えているなか、神戸市長田区内では焼き肉のタレが買える自販機も登場した。設置したのはJR新長田駅を東へ徒歩10分、川西通りで精肉店および焼肉店を営む尹経雄さん(68)。
好評「24時間、気兼ね要らず」
尹さんの店で出す焼き肉のタレは「美味しい」と顧客にはかねてから評判だった。その秘密はタレの調合に専用の洗濯機を使っていること。洗濯機を使ったことでそれぞれの素材がしっかり混じり合い、独特のうまみを作り出した。
しかし、顧客にすればタレだけを買い求めるのははばかられるようで、「時間外に買いたい」という声が尹さんの耳に入っていた。当時は阪神大震災の直撃を受けてまだ半年。尹さんは「お客さんに元気を取り戻してもらうためにも、なんとか自販機で売れないか」と思案した末、500㍉リットル入りのペットボトルに入ったタレを50本抱えて三洋電機の本社に持ち込んだ。
自販機が完成したのは3カ月後。店舗前に設置したところ、「24時間いつでも買える」「気兼ねなくタレだけ買える」と喜ばれた。評判を聞いた他店からは「自販機を置かせてほしい」といった声も届いている。自販機での売り上げ額は昨年1年間で350万円。自販機は現在1台だけだが、将来は数を増やし、広範囲に設置していきたい考えだ
タレは普通味と甘口が630円、辛口が660円。開封後は冷蔵庫で3カ月、未開封であれば1年以上は保管できるという。
(2008.4.2 民団新聞)