掲載日 : [2008-05-28] 照会数 : 3954
在日YMCAが「2・8資料室」開設 和解と共生の視点から
1919年の2・8独立運動の全貌を伝えつつ「韓日の和解と共生」という今日的な視点からその運動の意味をとらえなおした「2・8独立宣言記念資料室」が17日、独立宣言ゆかりの在日韓国YMCA会館(東京都千代田区猿楽町)にオープンした。
目を引くのは、「未来を和解と共生の社会にしていきたい」(金秀男総務)と、当時から朝鮮の独立を理解し支援を惜しまなかった花井卓蔵や布施辰治、吉野作造といった進歩的な知識人にも光をあてたこと。検事は論告で「独立宣言」に署名した11人のうち、使命を帯びて日本から脱出した2人を除く9人に内乱罪を適用しようとしたが、出版法違反という微罪で済んだのは花井や布施といった弁護士たちの活躍に負うところが大きい。
「2・8独立運動」の経緯は10枚の説明パネルで平易に解説してある。独立宣言文は独立記念館所蔵のものからスキャンし、複写した。さらに、当時の新聞、書籍などを展示している。また、1923年の関東大震災時に災害同胞慰問団を組織し、救済品の配布や虐殺の実態調査にあたった当時の在日本朝鮮YMCAの活動にも触れた。
開設式では在日韓人歴史資料館の姜徳相館長が、関係者100人を前に「2・8独立宣言の歴史的意味」について講演した。駐日大使館から権哲賢大使、民団中央本部からは鄭進団長の代理として孫成吉文教局長が出席した。
(2008.5.28 民団新聞)