掲載日 : [2003-03-07] 照会数 : 3640
監察委員長候補の所信表明 金廣昇(キム・グァンスン) 候補
親愛なる中央委員並びに代議員の皆様、そして各級組織で活躍なさっておられる諸先輩各位に感謝と敬意を表します。
ミレ二アム時代を迎え、全世界の人々は今世紀こそは文化と平和が到来することを念願し、夢と希望を託していました。昨今、世界は激動する中東の不安要素の中で動揺しているのが現実であります。
ご承知の様に、本国では、ワールドカップやアジア大会という友好と平和の祭典を成功裡に導き、韓日共催や多彩なイベント、ゲームの盛況は地球村の人々に大きな興奮と感動をよびおこし、安定と平和の波動を発信しているところであります。更に、今年は新しい政権の門出を祝っている最中、北韓からのミグ戦闘機の進入やミサイル発射という脅威にさらされ不安が高まっている情勢であります。
私たち民団は創団以来、東西冷戦の下、南北の対立を背景に朝鮮総連との闘争を通し、民団組織を防衛しながら前進、発展してまいりました。
だが、私達同胞社会でも世代交替と共に著しい意識的変化をみせ新世紀に向って今後同胞社会をどのようにリードし展望を切り開いていくかが大きな課題でもあります。
このような観点からこの度の民団第47回中央大会は大変重要な意味をもっていると思います。私は、生涯の大半を民族機関で奉仕し、学生時代は在日韓国学生同盟中央本部の代表委員に就き、各大学の韓国文化研究会での民族文化の振興に励みました。また、社会に出ては東京韓国学校の教師を務めるかたわら学校運営にも携わり学校敷地の払い下げ等、精力的に交渉し成果をあげました。又、民団中央本部では、文教、総務、国際、組織局長の要職に携わる中、皆様の支援を得てNHK韓国語講座設置や指紋押捺廃止運動等、民団全盛期の数々の重要な対外交渉に精力的にその役割を担ってきました。
今度、私は長年培ってきた貴重な経験を集大成し、後進に伝え、また当面の地方参政権運動等にも役立てたい一念で最後の民団奉仕をしたい所存で立候補致しました。
勿論、監察機関の機能は限られた範囲でありますが、民団の綱領・規約の番人として、大原則を遵守し公平・公正をモットーに三機関が協議と刺激を通し、民団の再構築(団員の、団員に拠る、団員の為の)の為に一翼を担いたいと存じます。
賢明な中央委員並びに代議委員の皆様!
私に、民団発展の為の機会を担わせて頂ければ幸いと存じます。皆様の更なるご健勝と民団未来永劫にわたる発展を祈念致します。
−経 歴−
◇1932年9月9日 生
◇明治大学 経営学部卒業
◇早稲田大学大学院 商学研究科修了
◇明治大学院 商学研究科修了
◇東京韓国学校 中高等部教師
◇東京韓国学校 理事会任員 歴任
◇在日本韓国学生同盟中央本部 代表委員 歴任
◇民団中央本部 文教局長 歴任
◇民団中央本部 総務局長 歴任
◇民団中央本部 国際局長 歴任
◇民団中央本部 組織局長 歴任
◇民団中央本部 事務次長 歴任
◇民団中央本部 監察委員 歴任