掲載日 : [2008-12-24] 照会数 : 6839
<韓日中首脳会談>金融危機に共同対処
スワップ枠も大幅拡大
李明博大統領と日本の麻生太郎首相、中国の温家宝首相は、13日に福岡県太宰府市の九州国立博物館で行った韓日中首脳会談で、3カ国が世界的な金融危機に共同で対処することで一致するとともに、経済、金融、安全保障、社会、文化、環境などの分野で包括的なパートナーシップ関係を強化していくことで合意した。
3首脳は、世界的な金融危機に伴い、韓国がウォン急落で外貨不足となる事態に備え、2国間で通貨を融通しあう韓日、韓中間の「外貨スワップ(交換)」の上限額をそれぞれ300億㌦に引き上げることを確認。アジア開発銀行の資本増強が必要との考えでも一致した。
今回の首脳会談は、域内の平和と持続可能な発展に向けた3国間協力の新たな時代を開いたもので、国際会議の場を借りた3カ国の会合とは別に今後は3カ国持ち回りで年1回開かれる。次回は来年中国で、3回目は10年に韓国で開く。
3国首脳会談は99年以降、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議などに合わせてこれまで8回行われてきたが、今回、初めて独立した形でもたれた。
(2008.12.24 民団新聞)