掲載日 : [2009-01-14] 照会数 : 11935
<長野版>韓国文化発信基地に
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民団長野県本部 呉公運団長
長野民団は私が生まれる1年前の1948年11月に松本市内で産声を上げました。私はその誕生とともに現在まで在日同胞社会の中で育ち、生きて来ました。それだけに私が団長を務める今年、創団60周年式典を迎えたということに感動をしています。
昨年11月2日には一足早く創団60周年を祝して団員・NPO会員・地域の住民の皆様と楽しめる「KOREA市民祭」と題した文化祭を開催しました。当日、韓国会館とその周辺は、屋台で韓国食を楽しむ人、スピーチ大会で語学の実力を試す人、文化を肌で感じ、とにかく楽しみたいという松本市内の住民約700人であふれかえる大盛況でありました。
民団は創団以来、在日同胞を取りまく過酷な環境を改善するため活動や事業を展開し、民族文化の継承や青少年の育成にと全力を注いできましたが、60年を経て民団は、在日韓国人のみの団体ではなく、一般市民と多文化を共有する団体であることを実感した「市民祭」でもありました。これからも地域社会で韓日間の明るい未来を構築していくためのお手伝いができればと考えています。
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民団松本支部 朴永大支団長
管轄は民団本部所在地の松本市のほか塩尻市、安曇野市、大町市など4市3郡5町11村の広範囲にわたる。世帯数は374、団員数は1160人と県内では最大。毎月役員会を開催し、団員サービス向上に努めている。
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民団東信支部 金光慶支団長
上田市、東御市、小諸市、佐久市など、長野県東部の高原地帯を管轄している。なかでも国道18号線沿いには多くの同胞が集住し、通称「コリアンロード」とも呼ばれている。地域団員の結束はことのほか強い。世帯数161、団員数462人。
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民団諏訪支部 黄仙支団長代行
岡谷市、諏訪市、茅野市など3市1郡2町1村からなる諏訪湖円周都市を管轄する。毎年度はじめには役員全員で団費を集金している。日帰りのバス旅行、記念講演会などを行うなどして団員間の結束を保ち、和気あいあい頑張っている。世帯数82、団員数303人。
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民団長野支部 白上基支団長
支部三機関長が管内の長野市、須坂市、中野市、千曲市、飯山市など5市5郡6町6村の広域に散在する団員宅を地道に訪問することで結束を強めている。月1回定期開催される「無尽会」は高齢団員にとって楽しみの場となっており、民団と婦人会の努力によって欠かさず続いている。59世帯、149人。
(2009.1.14 民団新聞)