掲載日 : [2009-01-28] 照会数 : 5793
繁盛店の秘訣は何!?好評の焼肉ビジネスフェア
[ 内外から122社が出展、PR合戦を繰り広げた ]
2日間で来場1万人 在日主導
焼肉に関する食肉・食材から新メニュー開発にいたるまで、最新の情報を一堂に集めた在日主導の「第1回焼肉ビジネスフェア」が15、16の両日、都内で開催され、会場は1万人を超す来場者でにぎわった。繁盛店づくりのチャンスとばかりに、各ブースで最新の提案に耳を傾ける姿が目立った。
焼肉ビジネスフェア実行委員会主催の会場内には、北海道から九州までの122社、235ブースが並んだ。食肉をはじめ、調理・厨房機器、たれ・調味料、飲料類、デザート、店舗システムなど、新規開業からメニュー開発にいたるまで、焼肉に関する幅広い情報が来場者の関心をそそった。
食肉・食材コーナーでは、黒毛和牛といった国産ブランド牛肉が勢揃いする一方、豪州や米国の食肉事業団も出展し、来場者に試食させながら懸命の売り込み合戦を繰り広げる活気を見せた。
無煙ロースターやスチーム酸素ロースター、網自動洗浄装置など店舗設備・機器の並ぶコーナーでも、最新情報の提案がなされ、来場者の興味をひきつけた。
有名店料理長らを講師にした特別セミナーは、30分ごとに計10回行われた。全国焼肉協会の新井泰道会長による特別講演のほか、繁盛づくりやメニュー開発、集客力アップ事例、肉のカッティング実演、キムチワールドなど、多彩なテーマで行われた。
焼肉店経営にすぐに役立つ内容ばかりとあって、定員80人の会場はいずれも満員で、開場前から長い列をなすほどの大盛況ぶり。なかでも、生産流通関係者と焼肉店経営者によるパネルディスカッションは、国産牛肉のあまり活用されない部位の利用法などを紹介し、注目を引いた。また、焼肉に関する出版コーナーも、大勢の人でごった返した。
飲料コーナーでは、韓国の焼酎や梅酒、マッコリ、人参ワイン、さらにはデザートやソフトドリンクなどが人気を呼んだ。
出展者は「反応を示した来場者へのアプローチで今後の営業に結びつけたい」と、新規開拓に意欲を示した。主催側関係者は「入場者1万人は予想を上回った。明確な目的意識をもつ来場者が多いこともあって、中身の濃い展示会となった。次回も出店を希望する声が多く、来年はさらに充実した内容にしたい」と感想を語った。
(2009.1.28 民団新聞)