掲載日 : [2003-03-19] 照会数 : 5028
100人の在日が暮らす村があります。そこには、78人の韓国籍者と22人の朝鮮籍者がいます。前者の内、67人がかなり古くから住んでおり、11人が比較的最近越して来た人達か、短期滞在者です。47人の男性と、53人の女性がいます。未成年が16人、70歳以上の高齢者が8人です。
78人の特別永住者、5人の永住者、4人の日本人の配偶者がおり、20歳以上の特別永住者に地方自治体参政権が付与されると、村には一挙に66人の有権者が生まれることになります。
本籍地は56人が慶尚道、17人が済州道、9人が全羅道、4人が忠清道、8人がソウルですから、大部分が韓半島の南の出身です。
ところが現在の人口比で見ると、驚くべきことに実に15人が「地上の楽園」に行った計算になります。
昨年の婚姻を10人と仮定すると、同胞のカップルはたった1組で、8人が外国人との結婚です。妻・日本人が2人、夫・日本人が6人ですが、その中には、日本籍同胞が含まれます。
2年毎に1人生まれ、毎年1人が亡くなり、1人か2人帰化しています。従って、村の人口は毎年1人半ずつ減っており、85年以降続くマイナス成長が懸念されます。
近畿に44人、関東に32人と76%の人が暮らしている一方、九州・四国に5人、北海道・東北にはわずか3人だけというのが実態です。
読者の皆さん、これが私たちの住む日本の中の「在日コリアン村」です。(S)
(2003.03.19 民団新聞)