掲載日 : [2009-02-04] 照会数 : 7274
好評の民団堺「歴史講座」…市も共催へ
好評の民団堺「歴史講座」…市も共催へ
【大阪】大阪・堺市と韓半島との交流の歴史を探る民団大阪・堺支部の歴史講座「堺と韓半島のつながり」が1月24日、終了した。昨年11月から毎月開かれてきた。全3回の延べ参加者は250人を超えた。
プログラム内容は「堺と古墳と朝鮮半島」(第1回)、「仁徳天皇陵と海外交流と堺港の陵墓」(第2回)、「行基上人と堺と韓半島」(第3回)。同講座は06年度からの開催で今回が3回目だが、市から「堺の魅力づくり」市民自主事業の指定を受けて、08年度だけでも100万円の補助金を受けた。毎回、参加者が定員を上回る好評ぶりに、市からは「次回からは共催を」との声も出ているという。
市内在住のある男性(69)は、「一般の講演会と違ってたいへん身近な感じでお話を聞けました。韓日関係の親密度をひしひしと感じました」との感想を寄せた。講演を通じて民団の存在を知ったという市内在住のある男性(68)も「民団堺支部の活動内容をもっと知りたい。(日本人であるが)民団活動に参加したい」と意欲的。
同支部の呉時宗支団長は「堺市内には新渡日の外国人が増加しており、民団は『在日外国人審議会』の設置を行政に要望してきた。そのためにも、地域住民の国際理解教育と共生が重要と考えて歴史講座を開いてきた。今後も民団として講座を継続開催しながら、在日外国人の間で中心的な役割を目指していきます」と話している。
(2009.2.4 民団新聞)