掲載日 : [2009-02-18] 照会数 : 10930
<青年会定期大会方針>地方参政権に照準
[ 分科委員会からの報告を検討する大会代議員 ]
5月に決起大会も
青年会中央本部(金宗洙会長)は15日までの2日間、韓国中央会館で第30回定期中央大会を開催し、地方参政権獲得を重点とした09年度活動方針を採択した。同大会には全国から代議員91人が出席。傍聴も含めた出席者数は150人を数えた。
今年度は地方参政権獲得に向けた「勝負の年」と位置づけ、韓国で永住外国人の地方参政権が実現して3年にあたる5月31日に、大規模集会を予定している。また、衆議院議員選挙後は早期立法化に向けて、与党国会議員を対象に全国各地で要望活動も行う。同時に参政権獲得後のビジョンを探るプロジェクトチームも設置していくことになった。
新事業では在日外国人青年学生のための就職セミナーの開催が目立つ。これは地方参政権獲得方針と同様、多民族・多文化共生社会実現の取り組みの一環。実行委員会を形成し、後半期に日本国内2カ所で開催していく方針だ。
前半期は5月に在日青年を主な対象にした歴史フォーラムの開催を予定している。これは7月に迫った中学校教科書採択とも連動する。主な内容は写真展示、同胞学者によるトークショー。このほかの方針には、人材育成のための研修や各地でウリマル教室の開設を進めていくなど。今大会には民団中央本部をはじめ婦人会、韓商連、青商連、学生会などから多くの来賓が駆けつけた。
このうち、在日韓国青年会OB全国連絡会(林三鎬会長)は、金会長を激励しながら50万円(目録)を手渡した。
(2009.2.18 民団新聞)