掲載日 : [2009-03-25] 照会数 : 7214
<生活>この春門出はチマ・チョゴリ チョンヘ
[ 若い人がお色直しで着る袖なしの韓服 ]
個性豊かに お色直し
オンリーワンにこだわり
鶴橋本通商店街にあるブライダルショップ「チョンヘ」。23年前にオープンし、現在の場所に移ってから11年になる。
「今の若い方は形も色も、基本をベースにしたものにしばられることなく、自分の好きなチマ・チョゴリを着ます」と話すのは代表の朴永圭さん(47)だ。
例えば結婚を目前に控えた20代の同胞女性たちは、「オンリーワン・ウエディングドレス」にこだわると話す。同店では韓国の伝統的な結婚式用衣裳一式は、女性用で50組、男性用でも20から30組を常時用意しているという品揃え。お色直し用のチマ・チョゴリはレンタルで100種類、手描きや刺繍などを施した生地だけでも300から400枚用意している。
レンタルの場合、同店が独自に組み合わせたチマ・チョゴリのアルバムを見せながら、客が納得するまでパターンを変えて説明していく。「オリジナル商品として、いかにお客さまのニーズに応えていくかが大事です」
お客の幅や層が広がる
伝統的な結婚衣裳で挙式を終え、お色直しでがらっと雰囲気を変えるのも、若い世代の傾向だ。「袖なしや、チマをミニスカートに直してドレス感覚で着ている。韓流の影響は大きい。幅広い人が購入し、お客さまの層が広がりました」
もちろん、結婚衣裳以外も取り扱う。同店でユニークなのは、店内に入って左側は若い人用の明るい色彩の生地が置かれ、右側は中高年女性好みの落ちつきある生地が置かれ、あちこち移動しながら探す手間を省くための配慮がされている。 今後は、「最近、求める方たちが増えてきたので、3万円前後の既製品も店に置いていこうと考えています」と、新たな展開も視野に入れている。
「チョンヘ」=大阪市生野区鶴橋2‐8‐16 (℡06・6716・2552、FAX06・6716・6512)。営業時間=10〜18時。定休日水曜日。
(2009.3.25 民団新聞)