掲載日 : [2009-04-15] 照会数 : 5518
読んでみたい韓国絵本
『おかあさんのおっぱい』
赤ちゃんはみんな、自分のお母さんのおっぱいがいちばん。ぶたの赤ちゃんはポヨンポヨンのおっぱいが、牛の赤ちゃんは大きなおっぱいが、そしてふくろのなかでおちちを飲むカンガルーの赤ちゃんもみなお母さんのおっぱいが大好き。
同書では馴染みの深い動物以外にも、恐竜やカモノハシ、ハリモグラなども紹介。最後は、おっぱいが人間の赤ちゃんにとって、どれだけ大切なものかについても説明している。母と子の触れ合いと、動物の生態を通しておっぱいを描いた楽しい絵本。
文=ホ・ウンミ
絵=ユン・ミスク
訳=おおたけ きよみ。(光村教育出版、℡03・3779・0581)。定価1400円(税別)。
『おとうとバーゲンします』
わがままな弟に腹をたてて、市場に売りにいくことにしたチャンイ。弟を売ろうとおもちゃ屋、花屋、パン屋を周り、弟への不満を並べたてるが誰も買ってくれない。そして友だちのスニに、「ただでもいらない」といわれたチャンイはショックを受ける。
そこでチャンイは、弟のいいところを探しはじめる。「歌が上手、お話やダンスができる…」。その話を聞いたみんなが弟をほしがると、チャンイは弟の良いところに気づき始め、弟を連れて家に帰ってしまう。チャンイの心の変化を、分かりやすい会話で描いた作品。
文=イム・ジョンジャ
絵=キム・ヨンス
訳=星あキラ/キム・ソンミ。(ひさかたチャイルド、℡03・3813・7726)。定価1300円(税別)。
(2009.4.15 民団新聞)