掲載日 : [2003-03-26] 照会数 : 4992
「わが支部の自慢」運動展開<民団中央委員会>(03.3.26)
[ 新年度活動方針案を拍手で採択する中央委員 ] [ 韓国中央会館で開かれた第56回定期中央委員会 ]
活性化へ「わが支部の自慢」運動展開−民団中央委員会新年度方針
民団の第56回定期中央委員会は26日、韓国中央会館で開かれ、地方参政権運動の継続推進、民族金融機関の支援など、組織活性化などの新年度活動方針案を採択する。
任期を迎える金宰淑団長は「激動の時期だが同胞社会の団結が必要だ。民団の改革と在日同胞社会の再編へ全組織がひとつになって前進しよう」と訴えた。
議決機関、執行機関、監察機関の各報告が承認された後、「企画」「組織」「国際」「民生」「文教」「宣伝」の6分科委員会に分かれて新年度活動方針案を討議、これらを全体会議で承認した。
新年度活動方針の柱は①地方参政権運動の継続②民族金融機関の支援③組織活性化④民族教育・文化振興⑤朝鮮総連との和合と交流など。
とくに、組織活性化のために、地域の特色を生かした支部独自の活動を展開する「ウリ支部、ウリチャラン(わが支部の自慢)」運動を推進していくことを確認した。
高齢化、少子化をにらんだ、「在日同胞福祉協議会」を構成し、老人ホーム、老人会、デイサービスなどを推進していくことのほか、2年連続開催してきたオリニジャンボリーの継続開催、在日同胞の歴史資料を保存する「在日同胞歴史資料館」の設置にむけ、「在日同胞歴史資料調査委員会」を構成することも盛り込んだ。
また、昨年初の試みとして開催した民団フェスティバルも継続開催することのほか、ホームページ拡充や団員名簿のデータベースなどIT化の推進、地方幹部育成へ中央本部研修勤務制度の導入も確認した。
足踏み状態にある地方参政権獲得運動では、国会をにらんだ全国集会や、本国政府に対して韓国に住む定住外国人への地方参政権付与を呼びかけていく。