掲載日 : [2009-09-02] 照会数 : 7515
南北離散家族面会 2年ぶり再開へ
「秋夕」前に金剛山施設で
【ソウル】南北は8月26日から28日まで北韓の金剛山ホテルで開かれた南北赤十字会談で、離散家族再会行事を「秋夕」(10月3日)直前の9月26日から10月1日まで、金剛山地域で行うことに合意した。2007年10月以来中断していた南北離散家族面会が、2年ぶりに再開されることになった。
今回の合意は、昨年2月の李明博政府発足後初めて行われた南北準当局間合意である。
会談後発表された合意文によると、離散家族の団体面会は昨年7月に完工したまま使われていなかった金剛山離散家族面会所で、家族別面会は金剛山ホテルなど従来の施設で、それぞれ行う。
9月26〜28日に韓国側離散家族訪問団100人が金剛山を訪れ、北側家族約200人と会い、翌29日から10月1日までは北側離散家族訪問団100人が約450人の韓国側家族と会う。ちなみに訪問者1人当たり最大5人まで家族に会うことができる。
また双方は、「離散家族問題など赤十字人道主義問題を南北関係発展の見地から継続協議」していくことにも合意した。
韓国側は27日の会議で、6・25韓国戦争当時の韓国軍捕虜や北韓による拉致被害者の問題と今回の再会行事以降の離散家族再会についても合意文に明記することを主張したが、北側が会談の議題は「秋夕再会に限られるべきだ」とし、強く拒否した。
(2009.9.2 民団新聞)