掲載日 : [2009-09-02] 照会数 : 6770
李大統領が鳩山代表と電話会談 未来へ進む契機に
韓日新時代へ協力確認
【ソウル】李明博大統領は8月31日、前日の日本衆議院総選挙で歴史的勝利を収めた民主党の鳩山由紀夫代表に電話し、祝意を伝えた。
青瓦台によると、李大統領は、「韓国国民も鳩山代表に大いに期待している。韓国と日本が互いに手を取り合い未来に向け進んでいく契機となることを願う」と述べた。また李大統領は「(鳩山代表が)『友愛』の政治哲学を唱えているが、限りなく近くて近い隣人として、韓日関係は新たな時代を開くことができると考えている」と強調した。
これに対し鳩山代表は、海外首脳から最初に受けた祝賀の電話だと感謝の言葉を伝え、「必ず発展的日韓関係を築くことができると思う。民主党は歴史を正しく見つめることができる政党なので」と強調、「友愛の精神に基づき、より緊密に協力していきたい」と提案した。
李大統領は「歴史問題は大変難しく根本的な問題だが、両国が正しい歴史認識を共有しながら、未来に向け手を取り歩んで行けるものと考える」と応じ、「6月の鳩山代表との会談の際もそのように感じた」と伝えた。 李大統領は対北韓政策についても触れ、「南北問題は根本的に北韓が核を放棄することが大前提だ。核の放棄なくしてはどのような根本的協力も不可能だというのが韓国政府の立場だ」と説明した。その上で、「韓日間、韓米間また韓日米3カ国が緊密に協力すれば、問題解決により近付くことができる」と強調した。
鳩山代表は、北韓核問題や拉致問題など懸案について「日韓米が緊密に共助し解決していけるよう、日本も努力する」と応えた。
李大統領と鳩山代表は20分ほど通話し、今後、都合のよい時期に会い、両国懸案について意見交換することでも一致した。
(2009.9.2 民団新聞)