掲載日 : [2009-09-30] 照会数 : 8164
「北はまず非核化を」 李大統領が国連総会演説
李明博大統領は23日、国連本部(ニューヨーク)で開催中の第64回国連総会に出席、「世界に貢献する大韓民国、グローバル・コリアとグリーン成長」と題した一般討論演説で、「私は6者会談を通して北の核プログラムの核心部分を廃棄させ、同時に北韓に確実な安全保障を提供し、支援を本格化する一括妥結、つまりグランド・バーゲンを推進することを提案し、関係国と協議を進めている」と述べ、「北韓は早期に、条件を付けずに6者会談に復帰すべきだ」と強く促した。
李大統領は、「『核兵器のない韓半島』を北東アジアと世界の平和のために必ず実現しなければならない」と主張。「唯一の分断地域である韓半島が真の和解と統一の道に進むためにも、非核化が優先されなければならない」と強調した。
また、「1992年に南北が約束した非核化共同宣言は守られなければならず、韓国はこれを背景に北韓との対話・交流を拡大し、北韓の発展に向け国際社会との協力を強化していく」と述べ、「今こそ韓半島の真の平和と北韓自らのために決断を下すべき時である」と呼びかけた。
気候変動問題に対する努力と関連して李大統領は、「韓国は『附属書=締約国』ではないが、2020年までの中期温室効果ガス削減目標を自発的に年内に発表する予定だ」と表明した。さらに「4大河川再生事業」を例に挙げて水管理の重要性を強調し、「国際社会は水の問題に効果的に対応できるガバナンス体制を構築しなければならない」とし、「より効果的な国際協力体系を構築するため、特化され統合された水管理協力策を推進すべきだ」と提案した。
(2009.9.30 民団新聞)