掲載日 : [2009-09-30] 照会数 : 7770
「未来志向」で関係強化 韓日首脳初の会談で一致
李明博大統領は国連総会等参加のために訪米中の23日、ニューヨーク市内のホテルで鳩山由紀夫首相と初の韓日首脳会談をもち、両国間の懸案と北韓核問題などについて協議、「未来志向」の関係強化で一致した。
李大統領は「両国が互いに信頼し、新しい関係を築くため努力していこう。鳩山首相はその役割を果たしてくれると期待しており、私もそうした準備がある」と述べた。
鳩山首相は「韓国は最も近く、重要な国。民主党新政権は歴史を直視する勇気をもっている」と表明し、「建設的かつ未来志向の関係を築いていきたい」と応じた。さらに「韓日両国は切っても切れない関係であり、世界とアジアの問題など様々な課題に互いに協力していきたい」と表明した。
北韓の核開発と長距離ミサイルの開発について鳩山首相は「隣国として脅威を感じざるを得ず、何があっても阻止しなければならない。必要なら制裁も避けられない」と明らかにした。
李大統領は「北韓は今、融和政策を取っているが、国連安全保障理事会決議によって国際社会が協調し制裁を行っているためだ。しかし、北韓は根本的に核を放棄する兆しを見せていない」と指摘した。
(2009.9.30 民団新聞)