掲載日 : [2010-02-10] 照会数 : 7587
李大統領南北首脳会談に言及 代価なしで推進
[ 国務会議を主宰する李明博大統領 ]
【ソウル】李明博大統領は、2日に青瓦台で主宰した国務会議で、金正日北韓国防委員長との南北首脳会談について「会談のための代価はあってはならないという大前提の下で、南北首脳が会わなければならない」と述べ、「この原則を譲歩することはあり得ない。原則を守ることは南北双方にとって良いことだ」と強調した。朴先圭青瓦台報道官が伝えた。
李大統領は、南北首脳会談をめぐりメディアではさまざまな話が出ていると言及した後、「南北首脳会談は確固たる原則の下で推進できるもので、原則が満たされない場合は実現できない」と述べた。
朴報道官は「過去に行われた首脳会談では、裏取引などがあっただろう。そのような首脳会談はもうやらないということだ。開催そのものに対する見返りはあり得ないという意味だ」と述べ、首脳会談の実現のために北韓側と取り引きする考えがないことを強調した。
李大統領は、これまで「首脳会談を従来の単発的あるいはイベント性のものとはしない」という意向を、繰り返し表明している。
(2010.2.10 民団新聞)