掲載日 : [2010-02-24] 照会数 : 7453
<冬季五輪>韓国驚異の快進撃 メジャー種目で壮挙
[ スピードスケート男子500メートルは韓日で金銀銅 ]
バンクーバー冬季五輪で韓国の快進撃が止まらない。日本時間24日正午現在で金5、銀4、銅1の計10個のメダルを獲得、総合成績で5位につけている。キム・ヨナが出場する女子フィギュアやショートトラックなど有望種目がまだ控えているだけに、前回のトリノ五輪(金6、銀3、銅2で総合7位)の成績を上回ることはほぼ確実だ。
世界各国のメディアは韓国の躍進を「異変」「驚異」「衝撃」などと報じている。
日本選手の競技に絞って報道し、韓国選手の活躍に目を向けない日本のメディアでも、「韓国に学べ」といった元日本代表や評論家らの提言をとりあげている。
韓国の快進撃を担ったのはスピードスケート。これまでの「韓国はショートトラックだけ」などのやっかみのこもった侮りを一蹴したかっこうだ。陸上の100㍍と評され、瞬発力とパワーが求められる500㍍での、牟太釩と李相花の男女アベック優勝はその象徴になっている。
アジア人には「超えられない壁」といわれてきたその壁を見事に突き崩した。この種目の制覇はアジア初であり、アベックでのそれは世界初でもある。ばかりか、アジア人のメダル獲得は皆無だった5000㍍以上の長距離で、李承勲が金(1万㍍)、銀(5000㍍)を取り、ここでも世界の氷上スポーツの歴史を変えた。
2010年、2014年と二度も冬季五輪の招致に敗れ、2018年誘致活動に取り組んでいる江原道・平昌にとっても、スピードスケートというメジャー種目での躍進は力強い追い風になる。
(2010.2.24 民団新聞)