掲載日 : [2010-02-24] 照会数 : 8955
<第64回定期中央委>新年度方針を確定
[ 第64回定期中央委員会であいさつする黄迎満議長 ]
明るい在日社会築く
「参政権」今国会で 次世代育成 青年会を強化
第64回定期中央委員会が23日、東京・港区の韓国中央会館で開かれ、在籍200人中164人が出席し、過去1年の活動を総括するとともに、2010年度の事業方針として、最重点課題である地方参政権獲得運動を中心に、組織活性化運動、次世代育成運動の推進とともに、在外同胞として祖国の平和統一のための活動、自立財政確立のため財政委員会の設置などを原案通り採択した。中央の方針決定を受け、3月の地方委員会、4月の支部総・大会などを経て、全国一丸となり「明るい在日同胞社会の構築」へ各種運動・事業が展開されていく。
黄迎満議長の成立宣言とあいさつに続き、鄭進団長は、「過去16年間たゆみなく努力してきた地方参政権の立法化を、現在開かれている通常国会において必ず実現しなければならない」と強調。同時に「韓国強制併合100年に当たる今年、新たな100年を展望し、地域社会の一員として、韓日の友好親善のための懸け橋として努力していこう」と訴えた。
また鄭団長は、このあいさつで、北韓の核放棄と6者会談復帰を求め、総連中央とその傘下同胞に「民族的な良心と国際的な良識に基づきわれわれと行動を共にしよう」と呼びかけた。
金昌植監察委員長のあいさつの後、権哲賢駐日大使は祝辞で「一般永住者、ニューカマー、留学生などを含め日本にいるすべての韓国人を総結集させる指導的立場」としての民団への期待を改めて表明、「地方参政権獲得の夢が実現するよう、引き続き大使館でもできるだけのことをする」と強調した。
顧問団を代表してあいさつした金宰淑常任顧問は「民団は全同胞の権益擁護の代弁者である」と強調、「次世代のためにも、今回はどんなことがあっても地方参政権を必ず獲得しなければならない」と激励した。
新年度の活動方針案を審議する企画=(基調・予算)、企画=(地方参政権獲得運動)、企画=(ITネットワーク化・民団新聞)、組織、生活、文教の各分科委員会は、▽地方参政権の今期通常国会での成立を期し、第91周年3・1節記念式典の第2部として「最高裁許容判決15周年 地方参政権立法化要求大会(仮称)」を開催する▽同胞社会の流動化現象に対応し民族団体・生活者団体として同胞のための生活権拡充・権益擁護に力を注ぐ▽次世代育成運動の核心として青年会の組織強化と全国化を積極的に支援する▽地域社会での住民交流・国際文化交流の拠点としての地方本部・支部会館の活用‐など、執行部原案を承認した。
規約・規定改正案の審議では、①大会委任事項の決定期間短縮(本規約第14条)②中央本部の会計年度変更に関して(本規約第71条、職務分限及び事務規定第48条)について原案通り承認された。
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国体選手団引率団長金昭夫副団長に委嘱状を伝達
この日の中央委員会では、今年10月6日から12日まで慶尚南道・晋州市で開かれる第91回全国体育大会の在日同胞選手団引率団長に選ばれた金昭夫民団中央本部副団長に鄭進中央団長から委嘱状が手渡された。
(2010.2.24 民団新聞)