掲載日 : [2010-03-10] 照会数 : 7366
<青年会>「集まってなんぼ」拠点づくり着実に
青年会中央本部第17期会長 朴善貴さん
全国の在日韓国人青年の結集と、在日社会の新たなビジョンづくりを課題に青年会中央本部の第17期新会長に就任した。 「沈着、冷静」な人柄で聞き上手。たまの休日は家で韓国ドラマを見ながら語学の勉強に励むというインドア派だ。副会長時代は地方本部を統括し、もっぱら中央との調整役を担当してきた。
一方で「豪腕」との評価も。東京の憲政会館での地方参政権集会では開催前日に司会を任され、見事にこなした。金宗洙前会長は「彼しかいない」と、全幅の信頼を置いて会長に推した。
不実地方本部の再建では、「大都市に偏重せず、どこの地方にいても青年会組織にコミットできるようにしていきたい。集まってなんぼですから」と話す。在日青年の閉塞感を打ち破るビジョンづくりでは「30代までの専門家を招き問題提起してもらう」という。
京都府宇治市出身。02年から青年会で活動するようになった。これは京都産業大学に進んでから出会った在日の仲間との「素敵な出会い」が原点だという。
13日からは各地で青年会の地方大会がスタートするだけに「ぼやっとしていられない」「考えながら動いて、動きながら考えたい」と語った。
(2010.3.10 民団新聞)