掲載日 : [2010-03-23] 照会数 : 9351
リニューアルでサービス向上<駐日大使館領事部>
[ 21世紀の近代的な韓国の姿をイメージしたフロア ] [ 権哲賢大使(中央左)、鄭進団長(中央右)、李時香東京団長(右から3人目)らによる記念の餅カット ]
リニューアルでサービス向上<駐日大使館領事部>
韓国中央会館2、3階(東京都港区南麻布)の駐日大使館領事部のスペースがこのほど、4階まで大幅に拡張された。
2階では旅券や在外国民登録、家族関係登録、などの業務を取り扱う。3階は領事確認(公証)やVISA(査証)の発給がメーン。業務スペースはこれまでの1フロア166坪から2フロア320坪に広がった。4階は総領事や領事らの執務室となっている。
同胞が主に出入りする2階フロアは、発展を続ける21世紀の近代的な韓国の姿をイメージした。一方、日本人など韓国籍以外の外国籍者を主な対象とした3階フロアは、韓国情緒にとっぷりひたれる伝統的なつくり。韓屋の瓦は国内から持ち込んだというこだわりようだ。
18日には外交通商部から林栽弘企画調整室長を迎え、3階でお披露目を兼ねた記念式を開いた。会場には鄭進中央本部団長をはじめとして、関東地域の民団関係者など100人余りが参加した。
席上、権哲賢駐日大使は、「民団の全面的な協力を得て念願だった拡張工事が実現した」と述べながら、「ハードの次はソフト面だ。世界でいちばんの領事サービスをめざす」と、声高らかに宣言した。この後、鄭進団長や余玉善婦人会中央本部会長らとともにお祝いのシリトックケーキにナイフを入れ、マッコリで祝杯をあげた。
領事部は76年から30余年間、2階と3階フロアですべての領事業務を取り仕切ってきた。業務の拡大に伴い、民団中央本部では、各傘下団体の協力と理解を得て昨年11月から拡張工事に取りかかり、このほど完了した。
(2010.3.23)