掲載日 : [2010-03-31] 照会数 : 11536
全国48地方本部で地方委員会および大会
[ 民団東京本部の第50回地方委員会(27日、韓国中央会館) ]
■□定期大会
2010年度開催予定の地方本部大会(総会)が、長崎本部を除きすべて終わった。(記述は開催日順)
20日の熊本県本部第41回定期大会では、団長に邊誠淵・前議長、議長に金・元九州幸銀理事長が選出され、姜大相・前監察委員長が再選された。
21日には3地方本部で大会が開かれた。群馬県本部第32回定期大会では選考委員会の推薦で、団長に金賢振・元団長、議長には柳曙永・前監察委員長、監察委員長に李正夫・前副団長が選出された。
富山県本部第32回定期大会では宋勇団長、李容基議長、金仁監察委員長をそれぞれ再選した。
愛媛県本部第43回臨時大会では選考委員会の推薦で団長に表寅煕・前婦人会会長、議長には崔勝志氏、監察委員長に崔幸子・前婦人会組織部長が選出された。
25日の山形県本部第16回総会では選考委員会の推薦で、団長に車壽鎔・前議長、議長には劉永守・前副義長、監察委員長に金商禄・前監察委員が選出された。
26日には2地方本部で大会が開かれた。
埼玉県本部第39回定期大会では、団長に単独候補の景民杓・前副団長、議長には単独候補の金昌富・前議長をそれぞれ選出し、監察委員長には白守義・前監察委員が選ばれた。景新団長は「財政の確立と次世代の育成が急がれる。また多文化共生の実現へ地域社会との交流をもっと強化したい」と決意を表明した。
秋田県本部第15回総会では3機関長とも単独立候補となったため崔燕佑団長、呉英燮議長、呉尚俊監察委員長がそれぞれ再選された。
27日には5地方本部で大会が開かれた。
東京本部第48回定期大会では団長候補に金龍濤・前議長と康三煕・前港支部支団長が立候補し、金候補が大差で選出された。議長は単独候補の金秀吉・前副団長が選ばれた。李寿源・前東京本部平和統一推進委員長、姜英煥・前副団長が立候補した監察委員長には李候補が選出された。金新団長は「財政の確立、次世代教育と専門分野の人材網確立など選挙公約を実行していく」と強調した。
茨城県本部第49回定期大会では推薦委員会の推薦により金政雄団長、姜昌順議長、金桂一監察委員長が改めて選出された。
新潟県本部の第49回定期大会では選考委員会の推薦を受け、団長に金慶昭・元議長、議長に金鉄壽・前議長、監察委員長に梁宗錫・前監察委員長を選出した。
宮城県本部第39回定期大会では、それぞれ単独候補の李根茁団長、田炳樽議長、韓廣文監察委員長を再選した。
愛知県本部第38回定期大会では3機関長とも単独候補となり団長に鄭博・前副団長、議長に徐海錫・前副団長、監察委員長に丁海遊・前議長が選出された。鄭新団長は「組織改革や次世代育成など、課題が多いが、特に今年は地方参政権獲得に向け、隣人の日本人の十分な理解をえながら、新しい関係を構築していかなければならない」と表明した。
28日には6地方本部で大会が開かれた。
千葉県本部第39回定期大会では3機関長とも単独候補となり団長に卞鐘彦・前副団長、議長に李鍾城・前副議長、監察委員長に崔・前副団長が選出された。卞新団長は「『朝鮮』から韓国籍に変え民団に参与していない同胞を迎え入れるべきだ」と抱負を語った。
長野県本部第38回定期大会では呉公運団長と梁聖根監察委員長が再選され、議長には朴翰淳・前副議長が選出された。
石川県本部第32回定期大会では選考委員会の推薦で現職3機関長の卞宗植団長、鄭孝男議長、崔泰進監察委員長が再選された。
和歌山県本部第51回定期大会では団長に権逸・前議長、議長に朴哲夫・前団長、監察委員長に高相九・前監察委員長がそれぞれ推薦され選出された。
広島県本部第32回定期大会では権五源団長、沈勝義議長、権俊五監察委員長を再選した。
福岡県本部第47回定期大会では団長候補に呉政夫・前若戸支部顧問と宋一柱・前副団長が立候補し、呉候補が新団長に選出された。議長候補、監察委員長候補は立候補者の辞退もあり無投票で、新議長には李圭哲・前遠賀支部副支団長、監察委員長に河年夫・前門司支部監察委員長が選ばれた。
■□定期地方委員会
東京(李時香団長、27日、50回地方委)とくに次世代育成を継続強化、オリニ土曜学校の拡大と韓国語講座の開設、団員のための「サポートセンター」の運営強化も確認。
神奈川(李富鉄団長、27日、50回地方委)会館財産を礎に継続して財政再建活動を推進する。財団法人設立に向けた準備、商工会議所と連携した保険事業の積極推進も採択した。人事では金京必議長代行の議長就任を承認した。
千葉(金豊成団長、28日、第49回地方委)次世代育成に尽力するため、オリニジャンボリーや母国訪問、母国修学に積極勧誘していく。青年会の育成も強化、10月マダンも拡大していく。
山梨(鄭郁団長、26日、16回総会)冒頭、鄭団長は任期中の青年会設立と、安定した財政確保への意欲を述べた。
栃木(金一雄団長、25日、60回地方委)金団長は、無年金同胞への福祉給付金実現を課題に掲げ、「引き続き関係市議の理解を得られるよう頑張りたい」と述べた。
茨城(金政雄団長、27日、第47回地方委)茨城空港開港にともない地域社会での韓日交流の懸け橋的役割を展開。オリニのための韓国語教育として今年増設するハングルアカデミーつくば校を積極活用する。
埼玉(鄭平普団長、26日、63回地方委)活動方針では、多文化共生社会の実現に向けた民団独自の国際交流協会設立案が採択された。将来的にはNPO法人化も視野に入れている。
西東京(金竹村団長、28日、57回地方委)次世代育成を柱とする新年度方針を決めた。早い時期の青年会再建をめざす。
群馬(呉永仙団長、21日、46回地方委)自立財政確立に向け、団費納入の向上を図る。空席となっている事務局長の任命を急ぐ。
静岡(金光敏団長、7日、54回地方委)金団長は次代を担う40〜50代世代の掘り起こしに意欲を示した。
長野(呉公運団長、28日、第62回地方委)次世代育成を見据えた幹部のための教養講座とウリマル教室を開催する。また、自主財政確立にも全力を注ぐ。
新潟(李鐘海団長、27日、46回地方委)北送50周年新潟港追悼集会への参加、同胞1世母国訪問ツアーを実施したことが報告された。
宮城(李根団長、27日、54回地歩委)オリニ事業に重点。「文化スクール」や林間学校、クリスマス会参加者の増加を目指す。このほか、お年寄り宅の戸別訪問、本部例会の充実など。
北海道(金泰勲団長、26日、49回地方委)北海道韓国学園の分校が開設されていない各支部に設置を急ぐ。本部に設置委員会を置き、具体策を検討していく。このほか、札幌市内をカバーする直轄部を活性化する。
青森(林成鎬団長、24日、46回地方委)地域に開かれた民団をめざし、韓国語講座を民団会館で開く。市民対象の韓国語講座は初。講座は4月6日から開講予定。「入門」「会話」とも定員を大幅に上回る申し込みが寄せられている。
山形(李栄得団長、25日、16回総会)財政確立の一環として保険事業の再建と新収益事業を開拓する。3機関長を中心に戸別訪問を強化し、同胞の実態把握と意思疎通の拡大に努め、新規定住者との関係も深める。
岩手(金盛義団長、26日、16回総会)冠婚葬祭や結婚相談、法律相談などを扱う独自の同胞生活相談センターを運営していく。3機関役員が準備にあたってきた県日韓親善協会は、4月20日に設立総会開催の予定。
秋田(崔燕佑団長、26日、15回総会)戸別訪問活動を強化、花見、ゴルフ大会、韓国旅行など交流行事を継続。次世代育成事業の一環として2・3世の韓国訪問支援。秋田・ソウル定期便維持活動推進。
福島(禹日生団長、29日、第55回地方委)ハングル教室の継続開催。韓日青少年交流に力点。
愛知(梁東一団長、27日、58回地方委)組織活性化に向けた各種研修会の実施、青年会各支部の再建、自主財政の確立などを採択した。
岐阜(韓清二団長、27日、第66回地方委)組織活性化に重点をおき、原点である戸別訪問を実施する。
三重(申載永団長、27日、52回地方委)オリニフットサル全国大会を盛り上げる。特に前夜祭では在日と日本人子弟の交流に工夫をこらす。
石川(卞宗植団長、28日、80回地方委)委員から組織活性化のためのさらなる努力を求める声があがり、卞団長が団員宅への戸別訪問活動を行うことを約束した。
福井(金鎭熙団長、26日、58回地方委)母国でのオリニジャンボリー参加を推進。組織活性化のための改編や財政問題などの研究に重点を置く。
富山(宋勇団長、21日、55回地方委)管内の3支部すべてをなくして本部直轄とし、地方委員定数25人を20人とする方針案を採択した。常勤の事務局長任命は今後の課題とした。
大阪(金漢翊団長、27日、56回地方委)地方参政権獲得を柱に、組織活性化、次世代育成、自立財政確立などの活動方針を原案どおり承認した。
兵庫(車得龍団長、28日、52回地方委)自立運営の困難な受け皿として「広域連合支部」を創設。財政自立化および組織活性化に重点をおき、ブライダルや高齢者介護施設などの「事業委員会」を推進する。
京都(王清一団長、27日、第58回地方委)「京都韓国文化センター」(仮称)設立を採択。基本構成委員会を設置して活動していく。6月には永住外国人地方参政権シンポジウムを開催する。丹後支部を近隣の舞鶴支部と統合することが承認された。
奈良(趙政夫団長、28日、55回地方委)09年度決算報告では、一部支部からの割当金未納をめぐって意見交換があった。
滋賀(具滋源団長、28日、49回地方委)地方参政権獲得運動、敬老会の開催、団費納入率のアップ、青年会活動支援などが承認された。
和歌山(朴哲夫団長、28日、48回地方委)次世代育成運動として青年会組織の強化に取り組むほか、各種研修会の実施、ウリマル教室を拡充。
広島(権五源団長、28日、50回地方委)NPO法人「民団21プロジェクト」の主宰する「第2回ふれあいコンサート」を年度内に開く。同法人は民団が地域住民とのふれあいを目的に昨年立ち上げた。支部と傘下団体を介した地域祭りにも積極的に関わっていく。
岡山(金英雄団長、27日、第49回地方委)昨年から実施している戸別訪問活動を継続し、団員同胞の掘り起こしを図る。韓日関係に関するシンポジウムも開催していく。
鳥取(薛幸夫団長、28日、29回地方委)地方参政権に関するシンポジウムや歴史講座などを継続推進。季刊誌「みんだんとっとり」の充実化。
島根(李燮潤団長、14日、62回地方委)09年度は厳しい財政事情にもかかわらず、県から4つの事業に助成を受けたことが報告された。
山口(韓賢澤団長、28日、50回地方委)ブライダル事業に力を入れ、6月に実施する。韓日併合100年に合わせ光復節に記念誌を発行し、財政基盤を強化。韓国語講座や研修会を通じてウリマル常用運動を推進。
福岡(朴興謨団長、28日、第55回地方委)組織活性化のため、今年は同胞大運動会を開催、幅広い世代が楽しめるイベントを企画し団員の集う場を提供する。ブライダル事業も拡大していく。
長崎(尹明徳団長、28日、第54回地方委)組織整備と活性化を柱に、次世代育成に重点。民団版住基ネットである「団員ネット」を活用し、全団員の名簿をデータベース化する。
佐賀(鄭清俊団長、28日、第56回地方委)地方参政権獲得運動で地方議会の付与反対決議に継続対処していく。過疎地方として小回りをきかせた活動を積極推進する。
大分(都徳述団長、26日、第57回地方委)地方参政権獲得運動を柱に昨年も実施した巡回領事などの団員サービスを展開。ウリマル講座やオリニキャンプも継続していく。
宮崎(鄭義鳳団長、25日、17回総会)活動方針・予算案などを原案どおり承認した。鄭団長は婦人会の力を借りながら民団をさらに活性化させていきたいと述べた。
熊本(金馨哲団長、20日、46回地方委)韓国からの留学生との交流に重点を置いた活動方針を採択した。今後は民団事務所内に留学生が常駐できる場所を設ける。
鹿児島(洪尚湖団長、28日、第16回総会)韓国語教室をはじめ幅広く団員連帯の場を設けていく。
沖縄(梅昌玉団長、27日、第4回総会)オリニ土曜学校と韓国語講座を継続。那覇祭りでも民団をアピール。オリニジャンボリーにも前回以上の参加者を勧誘していく。
香川(金相奉団長、28日、第58回地方委)四国4県合同の10月のマダンを今年も開催し、団員の集いの場を提供し組織を活性化していく。
愛媛(宋喜龍団長、21日、61回地方委)世代交代の準備に取り組むことで一致した。
高知(李洋一団長、22日、60回地方委)10年度は団員戸別訪問活動が方針のメーン。団費の増額と次世代発掘をめざす。このほか、住民交流を兼ねた韓国料理教室の開催、韓国伝統芸能伝承事業の継続など。
徳島(崔周相団長、20日、59回地方委)地方本部の統廃合の協議を始めることで一致。李康浩議長、陳洪烈監察委員長が高齢を理由に辞任したため、後任の議長に羅美栄子氏、同じく監察委員長は林鎮淑氏がそれぞれ就任した。
(記述は地協順)
(2010.3.31 民団新聞)