掲載日 : [2010-03-31] 照会数 : 8991
生活相談センター 外相表彰受ける
[ 「みんだん生活相談センター」を代表して権哲賢大使から表彰状を受け取る金昭夫所長(左) ]
いっそうの充実期待
民団が在日同胞の生活支援の一環として2007年7月に開設し、日常生活上の悩みや法律上の切実な問題などの相談・助言・解決のために運営中の「みんだん生活相談センター」が外交通商部長官表彰を受けた。権哲賢駐日大使は24日、大使公邸に相談センター所長の金昭夫民団中央本部副団長と専門相談員らを招き、長官表彰状を手渡し、この間の活動に感謝を表明するとともに、労苦をねぎらい午餐会をもった。
権大使は「民団は、今や特別永住者だけでなく、新規定住者、駐在員、留学生ら日本に暮らすすべての韓国人の、最も中心的団体であり、精神的支柱でもある」と強調。韓国からの来日者が年間200万人を超え、日本から韓国を訪問する人も非常に多くなっていると指摘、「みんだん生活相談センター」と「韓国人旅行者支援センター」への期待をあらためて表明した。
韓日関係について、権大使は「1965年の国交正常化以後、今日、最も良い関係にある。もっと良い関係に、友好親善関係をさらに強化しなければならない」と述べ、「両国関係が近くなればなるほど、交流も増進し、いろいろな面で相談センターの支援の必要性が多くなる。相談に来る人に最善を尽くして支援してほしい」と要望。「皆さんのいっそうの活躍を期待する。大使館でも、できることがあれば支援を惜しまない」と激励した。
金相談センター所長は答辞で「表彰は専門相談員の皆さんの努力の結実であり、皆さんに感謝する」と表明し、「専門相談員の皆さんと力を合わせ、センターのさらなる発展のために尽力する」と強調した。
戸籍整理、婚姻・離婚、相続、税務など同胞の抱える問題の無料相談・助言のために東京都港区の韓国中央会館内に設置された「生活相談センター」の専門相談員は現在37人(在日同胞および日本人の弁護士、行政書士、税理士、司法書士ら)。この日の伝達式および午餐会には17人の専門相談員と朴相泓民団中央本部生活局長が参加した。
(2010.3.31 民団新聞)