掲載日 : [2010-04-28] 照会数 : 17671
訃報 李鍾大氏 民団中央本部常任顧問
民団中央本部・神奈川県本部の李鍾大常任顧問(写真、平楽グループ創業者)が4月12日午前1時5分、心不全のため死去した。91歳。通夜は17日午後6時、告別式は18日午前11時から横浜市港北区菊名の妙蓮寺斎場で、鄭進中央本部団長ら民団関係者をはじめ1500人が参列し、しめやかに執り行われた。喪主は長男の李正寿氏。
故人は慶尚北道義城郡出身。民団初期から神奈川県本部および支部役員として活躍。横浜商銀信用組合の創立には発起人代表を務め、その後約30年理事長として、さらに在日韓国人信用組合協会会長を歴任、民族金融機関の発展と同胞の経済基盤拡充に尽力。神奈川韓国会館の建立時には建設委員会名誉会長として物心両面で貢献。また神奈川韓国綜合教育院創設時に中心的役割を果たし、25年間理事長として、次世代育成事業にも貢献した。
駐横浜総領事館開設には建設委員長として奔走した。数多くの功績が認められ、71年国民勲章「冬柏章」、76年「牡丹章」、85年11月には「無窮花章」を受章。87年にはソウル五輪後援の功績から体育勲章「青龍章」を受勲。96年に日本国勲5等「雙光旭日章」を受章した。
(2010.4.28 民団新聞)