掲載日 : [2010-05-19] 照会数 : 5393
干拓地セマングム 世界最長の防潮堤完成
世界最長33・9㌔の干拓地・セマングム防潮堤が91年の着工から19年を経て完成した。中間地点に位置する全羅北道群山市で4月27日に行われた完工式で、李明博大統領は「セマングムは単なる干拓地ではなく、北東アジアを超えて世界に広がる大韓民国の未来経済高速道路となるだろう」と評し、「4大河川再整備事業が河川を蘇らすものだとすれば、セマングム事業は韓国初の総合的グリーン都市建設だ」と強調した。
「大韓民国を抱き、世界に飛翔する」をスローガンに掲げた式典には、各長官や国会議員、全羅北道知事、地域住民ら2000人余が出席した。 セマングム防潮堤は、全羅北道の務安郡大項里から群山市飛鷹島を結び、「海の万里の長城」と呼ばれる。九州の諫早湾干拓の10倍を超す規模で、オランダの世界最長防潮堤の記録を1・4㌔更新した。今回の完成で、ソウル市面積の3分の2に当たる4万100㌶の国土が拡張された。
今後は、1月に発表した「セマングム開発総合計画」に基づき、低炭素グリーン成長を最優先にし、自然環境と調和する空間を創出する。干拓地を農業や産業、観光、生態・環境、再生可能エネルギーなどの8団地に区分して開発する。
(2010.5.19 民団新聞)