掲載日 : [2003-05-14] 照会数 : 3271
婦人会・6月から大研修会 今年も2500人規模で(03.5.14)
「老人福祉」などテーマに
在日韓国婦人会(金定子中央本部会長)の全国大研修会が、6月2日の九州地区を皮切りに約1カ月間にわたって全国7ブロックで開催される。
同研修会は、例年この時期に開催されており、全国の会員が婦人会運動の統一した認識をはかるためのもの。また各ブロック毎の婦人会員の交流も図ることができるなど人気を呼ぶ研修会となっている。今年も全国で2500人規模の参加を見込んでいる。
今年の大研修会では、婦人会が推進している老人ホーム建設事業のために全同胞を対象にした保険業務の説明をはじめ高齢化する在日同胞社会の構造的な問題がテーマとして設定されている。
また、今回は会員の要望にこたえて、健康問題から経済問題まで多彩な講義が行われる。この他、世代交代や日本社会の変化の中で在日同胞組織はどのように運動展開をしていくべきかなど未来の方向性を見据えた問題も取り上げられる。
講師は「人生を楽しく」(朴完一・韓国社会教育研究会会長)、「在日高齢社会」(権純縣・山形大学人文学部非常勤講師)、「慢性疲労症候群」(朴兌弘・慢性疲労クリニック院長)、「韓日関係」(具末謨・亜細亜太平洋問題研究所日本支社長)ほか。
各ブロックとも2泊3日の日程で開かれる。特に傘下人数が多い近畿地区では2ブロックに分散して開催する。
(2003.5.14 民団新聞)