掲載日 : [2010-06-09] 照会数 : 8800
<第55回顕忠日>平和守護 英霊に誓う
「天安」で決意新たに
第55回顕忠日追悼式が5日、韓国中央会館で営まれ、北韓の南侵によって開始された韓国戦争で存亡の危機にさらされた祖国を救おうと、自ら出陣した在日学徒義勇軍同志会の李奉男会長や戦没遺家族・会員ら約150人が参列した。
民団中央本部の鄭進団長は献花後の追悼辞で、「6・25動乱勃発60年を迎え、在日学徒義勇軍の愛国愛族精神はますます輝いている」と強調。北韓による天安艦撃沈事件について、韓半島の平和を破壊しようとする軍事的蛮行であり、「決して許せない」と厳しく糾弾した。
権哲賢大使は、李赫政務公使が代読した追悼辞で、在日学徒義勇軍の愛国愛族の高貴な精神を強調するとともに、国家発展に対する在日同胞の継続した貢献に期待を表明。天安艦事態について、国連憲章はもとより休戦協定、南北不可侵など既存合意事項違反であり、韓半島の平和・安定を脅かす蛮行と指弾し、北韓への対応を考え直さなければならないと強調した。
参列者は、護国英霊を悼み献花しながら、祖国の平和守護・繁栄と民主的統一推進への決意を新たにした。
式後、許淳哲副会長をはじめとする同志会会員と遺家族らは、バスであきる野市の大行寺まで移動、在日学徒義勇軍忠魂碑を参拝した。
(2010.6.9 民団新聞)