掲載日 : [2003-05-20] 照会数 : 4455
スポーツライター大賞 慎武宏氏受賞祝う(03.5.20)
著書『ヒディンク・コリアの真実』で、在日外国人としては初めてミズノスポーツライター賞の最優秀賞を受賞した慎武宏さんの受賞報告会が13日、東京の私学会館で開かれ、関係者ら100余人がお祝いにかけつけた。
選考委員の一人で元参議院議員の田英夫氏は、「取材力の豊富さと歯切れのいい文章が審査員の共通評価」と話した上で、「平和の時代だからこそスポーツができる。この本は世界平和にも貢献しうる力作」と誉めた。
この日の報告会に合わせて、韓国サッカー協会の鄭夢準会長をはじめ、洪明甫や黄善洪などワールドカップ(W杯)の代表選手らからも祝電が届き、取材を通した韓国サッカー界との強い結びつきを物語っていた。
慎氏は「韓日共催が決まった瞬間、W杯関連の取材が天職だと思った。電話1本から始まった選手との人脈が、書くチャンスとアドバイスを与えてくれた」と述べ、さらに磨きをかけたいと決意を新たにしていた。