掲載日 : [2010-07-14] 照会数 : 9235
「育成基金の一助に」 金昭夫引率団長 体育会へ1千万円
[ 金昭夫引率団長(左から4人目)を囲む体育会理事ら ]
【北海道】在日本大韓体育会(朴安淳会長)は3日、札幌市内の北海道韓国会館で理事会を開き、第91回韓国国体(慶尚南道、10月6〜12日)への在日同胞選手団派遣、「民団中央団長杯第4回オリニフットサル全国大会」(三重県四日市ドーム。8月21日)など重要事業の細部要領を確定した。
この日、今国体で在日同胞選手団引率団長を務める金昭夫民団中央副団長から、「スポーツを通じた次世代育成事業をより活性化させるべきだ」との提案があり、「その一助にして欲しい」と1000万円が朴会長に伝達された。
理事会ではこれを受け、「在日スポーツ育成基金」を設立し、基金の蓄積に積極的に取り組むことを決議した。
05年の蔚山大会に続いて引率団長となった金副団長は、「スポーツを通じて母国と触れ合い、韓国人としてのプライドに目覚める青年たちを見て涙が出た。スポーツは本当にいい」と語り、「民団は主要事業として次世代育成を掲げている。その先頭に立つのはスポーツだ。在日青少年選手を発掘・育成し、母国や日本、世界の舞台に送り出す土壌が整えられるべきだ」と強調した。
朴会長は、「オリニフットサル全国大会の参加資格は現在、小学生だけだが、中学生からも参加要望が強い。基金をつくり、それを活用しながら、少年スポーツの裾野拡大に本格的に取り組む時期だ」と応えた。
(2010.7.14 民団新聞)