掲載日 : [2010-07-14] 照会数 : 10777
民団東京・葛飾支部「オリニハングル教室」 「先生」は中学3年生
[ 先輩の立場から教える尹セレナさん ]
民団東京・葛飾支部(李徳和支団長)の「オリニハングル教室」は、東京韓国学校中等部3年生の尹セレナさんが講師。幼稚園年長から中学生までを対象に5月7日から新期開講した。
同支部の成人向け韓国語講座は21年の歴史を誇る。子ども向けのクラスをつくろうという話は、同支部でも以前から出ていたという。ただ、講師の確保が難点で実現していなかった。そうしたとき、今春から支部副団長に就任した尹城重さんの「うちの子にやらせてみれば」の一言で開講が決まった。
現在、小学生ばかり12人が受講登録している。3人の子どもを受講させている30代の保護者、金賢玉さんは、「子どもの目線で教えているのがいい。(わが子も)とっても素直に学んでいる」とセレナさんの授業ぶりに感心していた。「一生懸命教えている」と、同支部役員の評判も上々のようだ。
セレナさんは小学校から東京韓学に通う在日3世。韓国語は小学校4年目で理解できるようになったという。いまは英検も2級だ。指導にあたっては韓学の担任の先生からアドバイスしてもらっているという。同支部2階で月3回。毎週金曜日(最終週を除く)午後6時半から8時まで。団員子弟は無料。このほか、成人向け講座が木曜日に初級、火曜日は中級。いずれも午後7時15分から。随時受講受付中。
(2010.7.14 民団新聞)