掲載日 : [2010-08-25] 照会数 : 5124
光化門 光復節に復元公開 145年前の姿に
[ 15日から一般に公開された光化門 ]
【ソウル】朝鮮王朝の最も重要な宮殿・景福宮の正門である「光化門」が、1865年に再建された当時の姿に復元され、その扁額除幕式が15日に行われた。扁額は白い背景に強い筆致の黒字で書かれている。式は光復節65周年記念式典の前に開かれた。
光化門は1395年に建立され、豊臣秀吉による壬辰倭乱(文禄・慶長の役、1592‐98年)の際に景福宮もろとも焼失。高宗の時の1865年に景福宮とともに再建された。今回の復元は、韓国戦争(1950年6月〜53年7月)によって門が焼失してから60年ぶり、朴正煕政権時代の再建(68年)から42年ぶりとなる。門の位置と角度が元通りに戻され、門楼も木造で復元された。
光復節記念式典終了後には開門式も行われた。韓服姿の李明博大統領、李健茂文化財庁長、独立有功者、各界代表、児童からなる開門式参加団が、景福宮の守門将による開門命令で開かれた真ん中の門を通り抜けた。
この後に一般開放された光化門は、訪れた市民でにぎわった。この日に景福宮を訪れた観客は15万人で、景福宮の開放以来、最多を記録した。
(2010.8.25 民団新聞)