掲載日 : [2010-09-08] 照会数 : 8314
<民団愛媛>育て未来の指導者 初の「オリニサマースクール」
[ 手づくりの太極旗を掲げるオリニたち ]
【愛媛】韓国の文化や言葉を勉強することで、韓国人としての誇りをもってほしいと、民団愛媛本部(表寅熙団長)が8月に毎週1回、愛媛韓国会館でオリニを対象にした「サマースクール」を開講した。同本部としては初の試み。
「韓国人としての自覚を芽生えさせる基本は韓国語」と、ウリマルに慣れ親しめるようカリキュラムを工夫した。表団長は、「言葉は幼少時から身につけると忘れないもの。次世代の同胞指導者を育成する第1歩としたい」と意気込む。
対象者は4歳から小学校6年まで。木曜の開講日には、毎回平均して10人ほどのオリニたちが参加した。指導にあたったのは、愛媛県立北条高校のハングル講師、趙恩喜さん。
スクールには4歳と5歳になる表団長の孫も参加。「孫が韓国語に触れるのはこれが初めて。帰ってくるなり、覚えたての韓国語でアンニョンハセヨ、モッケッスムニダと大きな声で話す姿を見ると、とてもうれしい」とほほえんだ。
8月19日は5人が参加、太極旗づくりに挑戦した。紙に色を塗って割り箸に貼り付けて完成すると、旗を振りながらはしゃいでいた。また、自分の名前をハングルで書く練習もした。さすがに旗作りと違い、「難しい」といった面持ち。真剣にメモ用紙に向かい、鉛筆を走らせていた。
表団長は、「チャンゴやハングル習字なども取り入れ、継続事業としていきたい」と意気込んでいた。冬休みにも開催する予定。
問い合わせは、同本部(℡089・922・4813)。
(2010.9.8 民団新聞)