世界花火まつり 釜山市
05年にAPECの慶祝イベントとして始まった同祭りは今年で6回目を迎える世界的な規模の花火大会。10月21日から3日間、広安里海水浴場とその一円で開催される。
釜山の海と空、広安大橋をバックに数万発の華麗な花火と、ハイテクなレーザー光線を雄壮な音楽とともに楽しめる。130万の観覧客が予想される。22日の「世界花火デー」は中国、イタリア、ポルトガルなどからも参加する。
前夜祭となる21日は、釜山観光広報大使のチェ・ジウによるサイン会と釜山観光写真展、ファンミーティングが行われることになっている。韓国訪問の年委員会と釜山市の共催。
公式サイトはhttp://www.bff.dr.kr
フードフェスタ 全羅北道一円
「味と風流の土地、昔の香りをそのまま」をテーマに韓国料理観光フェスティバルが10月21日から27日まで全州韓屋村および全州ワールドカップスタジアムをメーン会場に、全羅北道一円で繰り広げられる。
21日、全州W杯スタジアムで韓流スターと伝統芸能公演などで幕開け。韓国フードフェスタ(21〜24日)では今最も人気のマッコリをメーンテーマに「マッコリ祭り」が行われる。国内約30社が出品、試飲専門ブースも設ける。
キムチなどの発酵科学体験、料理文化セミナーなどの「フードエデュフェスタ」(21〜24日・全州W杯スタジアム)、コチュジャンやカンジャンで有名な淳昌(スンチャン)醤油類村、全州韓屋村、マッコリ村では「フリンジフードフェスタ」(21〜27日)のほか、全州ビビンパ祭りも企画されている。
また、第8回国際発酵食品エキスポも21日から4日間全州W杯スタジアムで開催される。
オルレの道 済州道全域
韓国でウォーキングツアーブームを起こした「済州オルレ」をテーマに、世界遺産とドラマロケ地をリンクしたウォーキング。年中楽しめるが最もウォーキングに快適な季節が秋だ。毎年数十万人の観光客が訪れる人気行事。
04年に第1コースが造られ、現在14コースに拡大した。代表的なコースは「オルレ6コース」と「オルレ7コース」。西帰浦地区中心の「オルレ6コース」は西帰浦市内を通り、暖帯林、天池淵の滝などがみられる海岸・都心・文化・生態複合コースで、韓国の伝統船「テウ」も体験できる。
海岸中心の「オルレ7コース」は済州の海風が満喫できるコース。シャベルとツルハシで造ったスボン路をはじめ、「チャングム」ロケ地等も経由するため、初心者向けといえそうだ。
10月8〜10日には西帰浦七十里海岸一帯で海洋祭り「西帰浦七十里祭」が開催される。
また、11月3〜7日には韓国最大のブリの産地である済州最南端の西帰浦?瑟浦港で特産物祭りが行われる。
世界大百済展 公州市と扶余
仏教をはじめとする文化を日本にもたらした古代国家、百済(紀元前18年〜660年)。その都が置かれた韓国の公州市と扶余郡で百済の歴史と文化を体験できる「2010世界大百済展」(18日〜10月17日)が開催される。
世界大百済展は日本の平城京遷都1300年祭と連携しており、公州市と扶余郡が55年前から百済の栄華をしのんで開いてきた「百済文化祭」をスケールアップ。
期間中、百済歴史再現団地で泗宮の建物や当時の行事をリアルに再現。同団地周辺で、馬180頭、120人による騎馬軍団のパレードなどの催しが行われる。
公州市を流れる錦江の水辺では、百済の歴史と繁栄をテーマにしたミュージカルをはじめ歴史を舞台にした展示から各種公演やパフォーマンスなど多彩なイベントが予定されている。
同イベントに合わせ、大韓航空では1日から関空‐清州便を週4便定期運航している。
韓方バイオ博 忠清北道堤川市
忠清北道堤川市では9月16日から10月16日まで、国際韓方(漢方)バイオエキスポが開催される。同市は、朝鮮朝時代から3大薬令市場のひとつである太白山脈一帯で生成される60種類以上の薬草韓方の都市。
公式イベント、展示、体験、学術の4種類に分類される。「エキスポプラネタリウム」が会場。
展示パビリオンは「未来韓方館」「薬草館」「産業館」の3つに分かれ、伝統的な韓方医学と薬草の効能と歴史のほか、西洋韓方の統合医学なども紹介する。体験コーナーは韓方石けん、韓方菓子作りなど、多彩だ。
http://www.hanbang-expo.org
(2010.9.15 民団新聞)