掲載日 : [2010-09-15] 照会数 : 6806
婦人会「奨学金」基金を伝達 韓国戦争参戦者の遺児へ
[ 在日学徒義勇軍同志会の李奉男会長に基金を伝達する余玉善婦人会長(右) ]
婦人会中央本部(余玉善会長)は、国内の韓国戦争参戦者の遺児を対象にした奨学基金造成の一助にと9日、約1000万ウォンを在日学徒義勇軍同志会(李奉男会長)に伝達した。当事者を除く在日同胞団体からの呼応は、今回の婦人会が初めて。
余会長は、「戦争で犠牲となるのは、遺された母親でありその妻、そして子どもたち。黙って見過ごせない」と今春、各地協単位で開催した全国大研修会の会場に募金箱を置き、参加者に「1世帯1万ウォン」を呼びかけてきた。
基金造成は本国の在郷軍人会が呼びかけ、昨年9月からスタートした。目標は100億ウォン。すでに10億ウォン以上が集まっているという。在日学徒義勇軍志会でもいち早く1000万ウォンを拠出している。李会長は引き続き募金を呼びかけている。
(2010.9.15 民団新聞)