掲載日 : [2010-09-15] 照会数 : 8335
開設5周年の在日韓人資料館 11月に福岡特別展
「在日百年」伝える
【福岡】在日韓人歴史資料館(東京都港区南麻布)の開設5周年を記念しての福岡特別展「在日100年の歴史を後世へ」が、11月23日から12月5日まで、福岡市博物館(早良区百道浜3‐1‐1)で開かれる。移動展示会は大阪(08年)、名古屋(09年)に続いて3回目。歴史資料館と福岡特別展実行委員会(委員長=呉政夫民団福岡県本部団長)の共催。
130点のパネルと500点の各種生活用具・史資料が展示される。入館料200円(大学生100円、18歳未満と70歳以上は無料)。
12月4日午後1時からの記念セミナーでは島村恭則関西学院大学教授と朴一大阪市立大学大学院教授が「戦後を生き抜いたコリアンたち」と「力道山伝説」について講演する。
2005年11月に韓国中央会館別館に開設された歴史資料館は、在日同胞に関する各種資料を収集・整理し、それらを展示・公開することを通じて、在日の歴史を後世へ伝えていくことを目的としている。
福岡特別展について姜徳相館長(滋賀県立大学名誉教授)は「在日100年の生活と歴史を見つめ、多文化共生社会の実現に寄与することになれば幸いです」と表明。この機会に、福岡県をはじめ、九州地方に住む在日同胞の各家庭に眠っている写真・生活用具・史資料が多く寄せられることを期待している。
問い合わせは在日韓人歴史資料館(℡03・3457・1088)、民団福岡県本部(℡092・431・7231)。
(2010.9.15 民団新聞)