掲載日 : [2003-06-02] 照会数 : 6587
安貞桓が決めた!韓国完勝で雪辱−サッカー韓日戦
[ 値千金の決勝ゴールを決めた安貞桓はシャツを脱いで韓国サポーターに駆け寄った ] [ 民団やレッドデビルスなど約2000人の韓国サポーターがスタンドの一角を赤に染め熱狂した ]
韓国完勝で雪辱
サッカー国際親善マッチ
韓日が共同開催したサッカーのワールドカップ(W杯)開幕日からちょうど1年たった5月31日、韓国−日本の国際親善試合が東京・国立競技場で行われ、韓国が安貞桓のゴールで1−0で勝ち、ソウル(4月16日)での雪辱を果たした。通算成績は韓国の38勝11敗17分けとなった。
雨にもかかわらず約5万3000人の観客で満員となったが、青く染められたスタンドの一角を、民団とレッドデビルスなど約2000人の韓国サポーターが赤一色で染め、おなじみとなった「テーハンミング」などでW杯の熱狂を再現した。
前半、両チームともに守りに徹底した展開。韓国はやや日本に主導権を奪われる場面もあったが、堅い守りでチャンスを与えず、双方ともにシュート1本に終わった。
後半に入って韓国は果敢な攻撃に転じた。4分すぎ、柳想鐵のヘディングシュートを皮切りに、10分と14分に崔龍洙、車ドゥリに代え、安貞桓と李天秀を投入し、攻撃陣を整えなおした韓国の猛攻が始まった。
サイドからの速い攻撃で、10分から18分までの間、柳想鐵、李乙容、薛鉉、李天秀らがたてつづけに6本のシュートラッシュ。GK楢崎の好守で得点はならなかったものの、やりたい放題の攻撃を展開した。
均衡を破ったのは後半41分。左サイドからMF李乙容の速いクロスをFW薛鉉がスルーした瞬間、裏に入ったFW安貞桓が狙いすまして飛び込み、左足でネットを揺らした。見事な形でついに均衡を破り、そのまま逃げ切った。
安貞桓は、脱いだシャツを振り回してスタンドの一角を陣取った韓国サポーター席に駆け寄り、同胞を絶叫させた。