【ソウル】「みんだん生活相談センター」(所長=金昭夫民団中央副団長)の専門相談員らによる「2011本国研修セミナー」が18日から21日まで、ソウル市を中心に行われた。金所長をはじめ弁護士、司法書士、行政書士、税理士など20人が参加、韓国の法曹、兵務、出入国関係部処を訪問、在日同胞関連の各種手続きの手順やシステムなどを視察するとともに、担当者らと意見交換した。
訪問したのは、民団中央本部が今年6月に「在日同胞の権益保護および法律福祉増進のための業務協約書(MOU)」を締結した大韓法律救助公団(日本の法テラスにあたる)をはじめ大法院(最高裁判所)、憲法裁判所、仁川空港出入国管理事務所、ソウル地方兵務庁、外交通商部、法務部の7カ所。
法律救助公団ではMOU締結後の具体的対策に関して意見を交換。大法院では在外国民の家族登録事務に関する理解を深め、空港出入国管理事務所では出入国審査の現況および実務処理などについて説明を受けた。
ソウル地方兵務庁では、わざわざ大田市から金永厚兵務庁長が参席し兵役免除および在外国民2世制度などについて直接説明した。また外交通商部では政府の在外国民政策、法務部では改正国籍法などについてそれぞれ説明を受け、意見交換を行った。
本国研修は、昨年11月に次いで2回目。
(2011.9.28 民団新聞)