【ソウル】在日韓国婦人会(余玉善中央本部会長)の2011年度本国研修会が25日から28日まで、ソウルで開かれ、全国から幹部ら約200人が参加した。
26日には、北韓軍が板門店に近い南北軍事境界線を越えて掘り進めた第3南侵トンネルや、韓国最北端の展望台で開城地区の一部をも望める都羅山展望台などを訪問、南北分断と安保状況の厳しさを改めて痛感した。
同日の民団中央本部主催晩餐会での祝辞で鄭進団長は、「来年の国会議員選挙と大統領選挙には在外国民として初めて投票参加する。今後も本国との絆を強めていこう」と呼びかけた。
27日午前の女性家族部長官賞表彰式では、金錦来長官が、孫福南(神奈川県)、鄭京子(埼玉県)、姜又順(福岡県)、宋潤洙(広島県)、全龍子(栃木県)、河春子(和歌山県)、劉代永(奈良県)、申君子(山口県)、洪光子(三重県)氏の9人と、3・11東日本大震災の主要被災地本部として献身的な活動を行った福島、宮城、岩手の3県本部に表彰状を手渡した。
金長官は、「在日同胞女性の地位向上に加えて、今後も祖国の発展と韓日間の交流協力の増進に協力してほしい」と要望した。
同日午後には青瓦台に金潤玉大統領夫人を訪ね、東日本大震災に際しての現地炊き出し、支援物資伝達、義捐金など婦人会の被災者支援事業について説明した。金潤玉夫人は、韓日親善友好関係強化の懸け橋としての婦人会の活動に感謝を表明、婦人会幹部を激励した。
同日の全国会長会議では、4月の中央委員会で承認された修正規約に関連しての確認が行われた。
(2011.9.28 民団新聞)