第92回全国体育大会京畿大会が6日、京畿道高陽市一山の湖水公園で行われた開会式で7日間に渡る熱戦が始まった。
今大会、開会式は大きくさま変わり。会場がこれまでの総合運動場ではなく、野外公園に特設したステージとスタンド。周辺の市民たちもイベントが見られるように企画した。
高揚市立合唱団と地元小学校の児童による合唱に続いて、「すべてが夢」をテーマにしたドミノショー。休戦ラインを象徴する「人間ドミノ」で統一への願いを表現、B-BOYによる、各種目を象徴した映像にあわせ、軽快なダンスが披露された。
公演後、「夢を抱いて試合に」をテーマにした公式行事がスタート。旗手団がステージに整列する中、選手入場。先頭で入場したのは在日同胞選手団(金漢翊引率団長)。韓国国体史上初めて。
国民儀礼、大会旗とIOC旗が掲揚された後、崔光植文化体育観光部長官の開会宣言に続き、金文洙京畿道知事の歓迎辞、朴容晟大韓体育会長の開会辞が続いた。
続いて李明博大統領があいさつ。李大統領は「今、わが国でも基礎種目で優秀選手を輩出時がきた」とし「今回の国体で必ずそのような選手が登場し、ロンドン五輪で好成績を収めてほしい」と期待を込めた。
選手宣誓に続き、開幕式の花、聖火点火。トップランナーを務めたのはジェットスキーに乗って来た脱北者のシム・ジュイルさん。
会場で待ち構えていたK−POP人気スター、シャイニーのミノとKARAのニコルを経て、12人の子をもつ多子家庭の父、金ジョンスさんとインドネシア出身の母、スクヤチン氏にバトンタッチ。
最終ランナーは、女子重量挙げ世界王者、張美蘭(27、高陽市庁)と100m韓国記録保持者、金グギョン(20·安養市庁)。
開会式はこのあと、ユンドヒョンバンドをはじめとするコンサートで祭りのムードを盛り上げた。