伝統武術(テッキョン)は世界初
インドネシア・バリ島で先月22日から29日まで開かれた第6回ユネスコ無形文化遺産委員会で、韓国の古武術「テッキョン」、伝統の綱渡り「チュルタギ」、「韓山からむし織り」が、ユネスコの無形文化遺産に登録された。なかでもテッキョンは、世界の伝統武術の中で初めて無形文化遺産に登録された。
これで韓国は宗廟祭礼と宗廟祭礼楽、パンソリ、江陵端午祭、カンガンスルレ、男寺党ノリ、霊山斎、済州チルモリ堂燃灯クッ、処容舞、歌曲、大木匠、鷹狩りに続き14件の無形文化遺産を保有することになった。
テッキョンはリズミカルな動作で、相手を蹴ったり倒したりする技術を特徴としている。約50人の公式履修者が活動しており、韓国伝統テッキョン協会がテッキョンを伝承・発展させる上で重要な役割を担っている。
またチュルタギは音楽が加わり、綱を渡るチュルグァンデ(綱渡り師)と地上にいるオリックァンデ(道化師)の間で交わされる会話も特徴的。チュルグァンデは観客の前で、簡単な技から難しい技へと移り、40種類以上の技を数時間にわたって披露する。現在、京畿道果川市の綱渡り保存会が伝承の中心的な役割を果たしている。
(2011.12.7 民団新聞)