総連本部前で抗議活動も
北韓による延坪島無差別砲撃から1年の11月23日、民団の関東地方協議会(会長=金龍濤東京本部団長)が東京都港区南麻布の韓国中央会館で開いた「武力挑発糾弾集会」には200人余りが参加。韓半島の平和と安定に逆行し、いまだに謝罪しないどころか責任を韓国側に転嫁している北韓と、日本においてその代弁を続ける総連に対する怒りを新たにした。
集会では、DVD「韓半島‐終わりなき北韓の挑発」の上映に続き、洪熒・桜美林大学客員教授(元駐日韓国公使)による講演(北韓の武力挑発と対日工作活動)と在日脱北者人権連合の南新一氏の証言(北韓の実情と安保)があった。
最後に参加者一同の名でアピール文を採択。北韓に対して①「武力挑発を二度と起こさないよう責任ある措置」を強く求めると同時に②「東北アジアの安定と安保に重大な脅威を与えている武力挑発と核兵器開発を即刻中止して誠意ある南北対話と6者会談に臨む」ことを促した。総連と傘下同胞には、①「同じ民族の生命と財産を脅かす北韓の武力挑発に断固反対し、韓半島の安全と平和のために共に立ち上がること」②「軍事挑発を繰りかえす北韓独裁政権の3代世襲に反対し、飢餓に苦しめられている北韓住民の救済に立ち上がること」を呼びかけた。
集会後、代表ら約30人が千代田区富士見の総連本部会館前で抗議活動を行った。
「アピール文」を東京本部の李寿源監察委員長が朗読、南照男副団長が門を閉ざした本部内に差し入れたが、押し出された。全員で「北韓と総連は延坪島武力挑発を謝罪せよ」「北韓は武力挑発と核兵器開発を即刻中止せよ」「総連と傘下同胞は軍事挑発を繰り返す北韓独裁政権の3代世襲に反対せよ」「飢餓に苦しむ北韓同胞の救済に立ち上がれ」とシュプレヒコールし、在日同胞の強い思いを伝えた。
(2011.12.7 民団新聞)