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施設拡充課題に
東京韓学 呉公太
本校は一昨年、初等部の校舎を増築し、定員枠を拡大しました。
だが、初等部の児童が近い将来、中・高等部に進級していくためには、教室の増加が必至となります。今後とも校舎増築、あるいは第2キャンパス建設を視野にした施設拡充、教育環境整備など課題は山積しています。
新年を迎え、本校は決意を新たによりよい勉学のための環境づくりと優秀な教員の確保に努め、児童・生徒の学力のレベルアップ、そして理事会の活動を強化し、さらなる最高の「民族教育の殿堂」をめざしていく所存です。
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校舎再建築に全力
老朽化した校舎を再建築するため、数年前から準備をしてきました。このほど、韓国政府から再建築事業費の一部を支援していただき、募金活動などを行って今年の8月には工事を開始します。学生たちが安心・安全で快適な環境の中で勉強することが私をはじめとする理事会の義務だと考え、一致団結して再建築推進に拍車をかけています。
再建築をきっかけに、より良い環境の中で優秀な人材を育成し、同胞社会と国際社会に貢献できるよう、さらには日本においても名門校として発展できるよう、一層の努力を行っていきます。
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文武両道めざす
金剛学園 金漢翊
金剛学園が難関大学への合格を目標に創設した特進コースから毎年、たくさんの生徒が韓日両国の大学へ進学しています。さらにはテコンド専用道場「金剛修錬館」や照明設備を有した人工芝テニスコートなどを活用し、優秀なスポーツ選手の育成にも力を注いでいます。
子供たちは計り知れない大きな可能性を秘めています。教職員はより良い教育を施すことを使命と考え、今年1年も一丸となって努力していきます。そして、我が校から今後の在日同胞社会の主役となって活躍してくれる人材をより多く輩出していく所存です。
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開校65周年迎え
京都国際 金 晃
京都東山の地に京都国際中学が開校し、はや65年を迎えるに至りました。これもひとえに韓国政府をはじめ、同胞社会からの熱い支援の賜物と感謝しております。現在は京都国際中学高等学校として、韓日両国政府の認可をいただく韓国学校として小規模ながら特色ある教育を展開し、韓日両国で活躍できる人材の養成に邁進しております。
韓国語習得ならびに韓国文化理解のための多彩な活動と合わせて、小規模学校の利点を最大限生かした個別指導体制の強化こそが、本校の最大の魅力であると確信しております。
(2012.1.1 民団新聞)